司法書士試験<民保・民執・供託・司法書士法編&午後の時間配分について>

こんにちは,所長の方の田澤です????

本日は司法書士試験シリーズです。憲法・刑法の次は,やはりマイナー科目の民保・民執・供託・書士法についてです。それだけだとあまり内容がないので,午後の時間配分も含めることにしました。

まず,民保・民執・供託・書士法について。

これらの対策は『過去問をやりまくれ!!』です。それ以外考えられないし,それ以上する必要はないものだと考えております。過去問以上の知識を必要とする問題が出題された場合には,諦めれば良いんです。そんな問題ほとんどの人が答えられませんから,適当に4とか2とか,答えちゃって,次に進めば良し。午後は時間との勝負,悩む時間ももったいないです。ちなみに受験界では常識だと思いますが,中でも司法書士法なんて過去問でさえ直前しかやらなくて良し。だって1問しか出ませんから。

私が合格した去年の司法書士法の問題はまさかの司法書士会についてでした。「はっ?!?」っと思うこと1秒,わかりそうな肢だけで答えを出し,さっさと次に進みました。

私は受験開始直後から午後の方が得意で,どんなに難しいとか,明らかに時間が足りなかったといわれるような問題が出題された場合であっても,答練・模試,本試験含めて,午後で時間が足りなかったことは一度もなかったと思います。去年の本試験でも,午後は全体的に問題文が長かったし,問題数の多くを占める不動産登記法が難しかったこともあって,時間が足りなかった人も多かったようですが,私は午後の択一でいうと,1周目は45分で解き終わっていました。大体1時間を切るくらいで択一を終わらせ,記述にいくのが私のベストな時間配分でしたので,その時は「今のところは順調だな」と安心したのを覚えています。もちろん,1周目で全てを完璧に考えられていたわけではないので,その後に2周目に入ります。1周目で自信がない・迷った問題には印をつけておき,2周目はその印のある問題を中心に検討することになります。

私はマークシートについては,学生時代から,なぜか1問1問マークする方法ではなく,全部検討し終わってからマークもまとめてする方法を採っていました。ほとんどの人がそうだと思っていたのですが,私のやり方の方が少数派だと知ったのは最近です。誰に言われた訳でもないのですが,私はこのやり方でないと落ち着きません。

2周目で最終的に答えを決めて,いよいよマークしていくことになります。マークまで終えるまでで1時間以内,が理想でしたが,去年の本試験では1時間10分~15分が経過していたのを確認しています。内心,焦り始めます????ちょっと時間押しているな…と。周りの受験生も記述を解き始めたであろう問題文をパラパラめくる音が聞こえてきていましたし,更に焦ります????????

私は去年から記述は商登法から解き始める方法に変えていたので,まずは商登法から。結局,予想論点とされていた吸収合併が出されていたので救われましたが,思いのほか時間がかかってしまい,不登法に残された時間は1時間ちょっとだったと記憶しています。

また不登法で悩んでしまい,気が付けば時間はあと45分くらいしか残っていませんでした。これ以上悩んでも仕方ない,腹をくくろう,と思って書き始めた感じでした。結局,不登法はあまり良くない結果に終わってしまいましたが。。

私が午後の択一で時間短縮をできていた大きな原因としては,午後においては絶対的な自信があったからだと思います。自分なりの択一のルール,①全部の肢は検討しない②組合せを最大限に利用する③短い肢から検討する,を徹底して,どんどん進めていきます。わからないものはわからない,2つの肢を検討してもわからないと判断した問題は飛ばして次に進みます。午後で足切りはあり得ないと考えていましたから,多少わからない問題を適当に答えたところで迷いはありませんでした。午後は大丈夫だろう,という自信があったんですね。これまでの本試験や答練・模試での成功体験からこの自信はついたんだろうと思います。

受験生の中では午前の方が得意で,午後で苦労する方が多いようですので,私はここでもやはり少数派ということになりそうです。午後が苦手,時間不足になってしまう,と悩んでいる方は,一度やり方を考え,模試等で実践し,自分のベストな方法を見つけると良いかもしれませんね。いきなり本試験でやり方を変えるのは良くないので,模試等で記述から先に解いてみるとか,後ろから解いてみるとか,とにかく様々な方法を試してみると,ご自分に合った解き方が見つかるのではないでしょうか。

しかし,今年の司法書士試験はいつになるんでしょうか?認定考査についても同じですが,早く発表してもらいたいものです。私も認定考査の勉強を再開しないとやばそうです。。

今日は月曜日,また1週間頑張っていきましょう!!